2013年8月18日日曜日

メキシコで音楽を楽しむ Cantina Papagayo (Mexico City 2013年8月)

メキシコに4年もいると駐在員だけでなく、こちらで活躍されている日本人の方、日系人の方にもお会いする機会が多くなり、中には音楽や絵の分野でプロとして活躍されている方もいる。その中のお一人で数々のバンドでギタリストとして活躍されている方へ久々にコンタクトした際に、メキシコ人歌手 Julian Jaramilloのライブの案内を頂き、お店に伺った。



場所はMexico City内のメトロバス Revolucion駅近くのCantina Papagayoというライブバー。事前の連絡では10時に到着し11時ぐらいにメインのJulian Jaramilloの演奏が始まるからということだったので10時半ぐらいに店に到着。

その時点で店の席はほぼ満杯で予約がなかったが、「俺はJaramilloのバンドのギタリストの友人だぞ(本当はこちらが一方的に押しかけているだけなのだが(笑))」と言い張ったら親切なメキシコ人の人が席に案内してくれた。「音楽は好きなんですか?(私)」「まあまあ、ギター弾いているし(親切な人)」よく確認したらそこはJulian Jaramilloの家族・バンド・マネージャー等の関係者のテーブルで案内してくれた人はリードギターの人だった(相変わらずKYな私)

Julian Jaramilloバンドの皆さん。左からリードギター、パーカッション、日本人ギタリストの方
だいたい夜11時ぐらいから前座の歌手の人がスタート。ここのお客さん達はノリがよく、歌にあわせて手拍子や一緒に歌ったりと、皆で楽しもうという雰囲気が感じられた。もちろん歌唱力もあるので初めての人でも楽しめると思う。


2番目に出たのは(お店に入ってきたときから独特のオーラがあったが)スタイルの良い美人歌手と2人のギタリストによるトリオでの演奏、Rocio con su Torio del Angel.





3人とも歌唱力、演奏ともすばらしく思わず聞き惚れてしまったほどであった。
実際の演奏や歌は下記のYoutubeで同じお店での過去の演奏の様子がアップされているので一度ご覧いただきたい。


その後、マリアッチバンドの演奏が始まるが、座り疲れてきたこともあるのでバンドのメンバーの皆さんと店の外で休む。その間にファンと思しき人たちからも話しかけられ店外で盛り上がる。(一応住宅地だが土曜の深夜ということもあるのか、音楽が大音響で漏れていようが話し声でうるさくても文句を言う人はいない(たまたまか?))

マリアッチバンド終了後、メインのJulian Jaramilloとそのバンドの登場。



バンドの方の話によると60年代、中南米全体で人気の高かった伝説の歌手、Julio Jaramilloは名曲のみならず中南米中に子供を30人ほど残し、今日メインのJulian氏はそのメキシコの息子の一人なんだそうだ。本当だとするとその甘い声に似合わず大層な精力家だぞ、ハラミージョ。橋本大阪市長を遥かに上回るぞハラミージョ、本当に中南米だけにとどまっていたのかハラミージョ。。。。

もし親子でその手の遺伝が受け継がれるとすると30人の子供達がそれぞれ30人づつ子供を残して、2世代で900人、中南米の人口と経済は今後も成長を継続するのかハラミージョ(←寝ぼけていて自分でも何を言っているのか意味不明)

以下その「親子」の動画を比較研究(?)のためアップする。



もちろん会場も大盛り上がり。時間的には明け方の4時頃まで続いたのだが、独自のパフォーマンスと会場のノリで十分楽しめた。また機会を見つけて訪れてみたいと思う。


2013年7月22日月曜日

メキシコで健康を維持するということ

しばらくこのブログに掛けるような旅行ネタがないため(あちこち地方出張は
出ているものの観光目的でないためあまり紹介できるような内容がないのです)
このタイトルにある「健康」と「安全」について記載してみたいと思います。

メキシコに限らず海外駐在されている人にとってこの2点の維持というのはどこでも課題だと思います。
なにせ(1)車での通勤やデスクワークが増え運動の機会が少なくなる(2)食事も脂っこいものや量の多い外食も増え、栄養バランスが悪くなる。(3)安全についての課題から運動の前提になる外出自体が厳しくなる、というのは日本と同等の先進国でも無い限り同じように厳しい環境と思われます。

私も勤務して2-3年は趣味のダイビング以外全く運動をせず、体重も3キロほど増えており、健康診断でも引っかかりはしないものの微妙な値(注意勧告程度)がいくつか見られるようになりました。

もちろん腹や顔にもだぶつきが出てそろそろなんとかせねばと思った矢先、子供の学校のママ友達通しでダンスの講習に通っていたカミさんの紹介で(女性のネットワークはこういうところ本当に感心しますね)で近所のジムに通うことにしました。

といっても平日は勤務時間から仕事後に行くのは無理、土曜の朝は疲れているし(←おい)、、
なかなか腰が引けていたのですが、ジムが6時からオープンしていることを聞いて、朝5時半頃起床し、オープンするジムに駆け込み40-50分程トレーニングをしそれから家に一回戻りシャワー、食事を済ませ会社出勤する(これで8時過ぎぐらいにはなんとか出勤できている)という早朝スタイルに切替えました。

これであれば朝からの出張や早朝会議等があるとき以外は基本ジム通いができる、といっても直ぐに効果が出るものではなく最初の3ヶ月は体重減るどころか若干増えてめげそうになった記憶があります。
ただ6ヶ月ぐらいまで続け、かつ毎晩習慣で飲酒していたのをやめたところ、体重が5キロぐらいは落ちてくれたし、顔も少し引き締まったような気がする。腹はまだダブついているが、今後は腹筋が課題かなと考えれるようになりました。

また最初は出勤前にトレーニングなんかして、会社で眠くならないかなと心配しましたが、体調も良くかえって仕事に集中できるようになった気がします。知り合いで学生時代ハードなスポーツしていた人に聞くと早朝の運動は「筋肉を起こす」効果があるのだそうです。

ちなみにジムの料金は高所得者層向けでなければだいたい10回券で500ペソ、つまり1回50ペソ
(今のレートで400円程度)ぐらい。これでマシンを使ったトレーニングも可、レッスンに参加しても
良い。(ただレッスンはトレーナー自体が遅刻して予定通り始まらないことも多い)
当方はだいたい2-30分ぐらいウォーキングマシンをやり、その後ウェイトや腹筋運動を組み合わせているが、本当はトレーナーに相談しながらメニューを考えた方が良いと思われます。

あと日曜、ジムが休みの日(日曜、祝日等)には大通り沿いだいたい5Kmぐらいを同じぐらいの早朝の時間帯を利用して歩く、これでも結構いい汗はかけます。

今は週の2-3日を使い、上記のジム通い+大通りのウォーキングを組み合わせています。

ただ早朝の時間でのジム通いや近所のジョギング・ウォーキングは安全面での課題があります。
私は40過ぎの男性で、しかも近所は早朝から店や夜通し遊んでいる人達が多いのでこれが可能なのですが、たとえばメキシコ人の女性の中では車でジムまで通い(開店するまでは車中で待機)、ジム内でシャワー浴びて着替えてから出勤するという方も良く見かけます。
住んでいる地域の環境を見て検討するのが良いと思われます。

ジムも長期間通っているとトレーナーや常連参加者と顔見知りになり挨拶ぐらいできるようになって
くること。私がひそかに「ボクサー」と呼んでいる人(男性)は小柄ながらプロボクサーなみの筋肉や
トレーニングを毎朝実行している。朝陽気に挨拶を交わす間柄だが、背広を持ってきていてトレーニング後は出勤しているので本職のボクサーではなさそうである。
あと若い女性でかわいらしいルックスなのだが、ウェイトを中心にかなりハードなトレーニングをしており、こないだ懸垂までチャレンジしていたので、いったい何を目指しているのかが不明・・・何はともあれ運動不足になりがちな海外生活、色々工夫しながらお互い気をつけていきたいものです。

PS などといいながら日本で休暇とったところあっというまに2キロ増量してしまい、
   あせっているのであった。。。

2012年8月13日月曜日

ラ・パス(La Paz) 2012年8月

実はメキシコとは全く縁のなかった約13年前、スキューバで訪れたのがラ・パスだった。
特にメキシコに興味があったわけではなく、ただダイビング雑誌で掲載された、アシカが
吼えるように撮影者に突進してきた写真を見て「こんな写真いつか撮りたい」という憧れ
で、バハカリフォルニア州ラ・パスという場所への関心が芽生えたのであった。

伊豆通いで苦手な中性浮力の特訓をし、独身時代だったのを良いことに、30万円もする
カメラ&ハウジングを2年ローンで購入、当時はロス経由サンホセからバスに揺られて
到着した記憶がある。現地で出会ったアシカはとてもかわいく、そして写真も満足の行く
ものが撮れ、ダイビング歴の中でもBestの経験を味わえたのだった。

それから時は流れ、メキシコに仕事で漂着し、ラ・パスの事はいつも気にかかっていたものの
飛行機でなければ行けない場所であり、休暇でも取れない限り行けないだろうなと決めて
かかっていたが、試しに旅行社に問い合わせたところ、金曜晩10時発、日曜夕方での
帰着便があることが分かり、早速週末ダイビングの予定を組んだのであった。

で、ホテルに到着したのが夜12時ぐらい。(シティと時差1時間差。シティであればAM1時)。


ナイトクラブを併設している ホテル PERLA
部屋は清潔だったし、レストランも併設された便利なホテルだったが、西向きの部屋が何せ暑い。クーラーつけっぱなしで寝たが、部屋の壁自体が熱を帯びており、ほとんど眠れずに朝を迎えた。


朝食を取った後、朝8時にダイビングショップBaja Questの方(日本人のイントラさん)に迎えに来てもらい、そのままボートに直行。この日は日本人だけ3名でのダイビング。
もちろん事前のリクエスト通りアシカがコロニーを作っている Los Islotesへ。

港から1時間ぐらい。Los Islotes島



透明度は抜群、エンジェルフィッシュ系も飽きるほど見れる。
しかしなんといっても見所はアシカのコロニー。エントリー前から、そして水中でも鳴き声が聞こえ期待が高まる中、、、いたいた・・・・








繁殖期ということもあり大型のオスは警戒するようにダイバーの周りを泳ぐが、子供アシカは
ダイバー達に興味深々。海底で静かにカメラを構えていると向こうから近寄ってきてくれる。
世界中でもここまで人懐っこいアシカが見れるのはここぐらいではないか。

ついでにビデオも撮ってみた。






もちろんアシカだけでなく様々な魚が楽しめる場所なのである。この日は2本をここで潜り、
3本目のポイント、Coralidoに向かう。

結構 悪人顔(笑)したシグナルプレニー(右)


オレンジスロートパイクプレニー通しの喧嘩。右側が威嚇のポーズ。


ここでは1,2本目と異なり、プレニー同士の縄張り争いなどマクロ系の観察を堪能させてもらう。透明度の高い海水に明るい日差しのなか、フラッシュいらずの写真撮影が楽しめた。
下記はオレンジスロートパイクプレニー同士の喧嘩。



その後街に戻ったのが午後4時頃、食事を取ってナイトライフも楽しんで、、と思ったが前日から
の疲れが残り夕食後ホテルでバタンキュー。気がついたら10時間以上爆睡していた。
でも晩御飯のLangostino(イセエビ)うまかったー
BISMARKというシーフードレストランです。


日曜は夕方5時半以降のフライトになるので午前中写真やビデオの整理をし、それから
前夜に行けなかったラパス湾ビーチ沿いを散策する。




朝食を取った El Patron というレストランが雰囲気も眺めも気に入ってしまい、そこで昼食まで
取る。もちろんシティではあまりいただけないシーフードを満喫する。


ついでにスイーツも

わずか土日2日間だけだったけどすっかり満喫できる場所。もちろんまだ見に行けていない
ポイントもたくさんある。メキシコにいるうちにもう何回か通いたいと思わせる場所であった。

2012年6月30日土曜日

Veracruz 2012年6月

さて2012年7月1日は6年に一度の大統領選挙の日であるのだがまあそれはそれとして
外国人である私めは3ヶ月も海に行かないと禁断症状が出てきたので、メキシコ内の
日本人ダイビングメンバーの方々とVeracruzに潜りに向かったのであった。

他メンバーは車に分乗して、ドライブの苦手な私は前日夜発 ADOの長距離バスに乗って
それぞれ目的地に向かうことになった。

朝5時に到着、ホテルにEarly Check-in した上で、地元のショッピングモールでお茶をして
からメンバー行き付けのショップ Mundo Submarino へ向かう。




お店の人とおしゃべりしたり、海を眺めていたりするうちに他メンバーも到着。
着替えてボートに向かうと、季節柄、とても暖かい水温。期待が否応無しに高まる。
この日はちょっと遅めの午後ダイビング2本。




お昼のパンくず投げると群がる魚達・・




結構ウツボクンが多かった



イカさんに遭遇!!

2本目後半、夕方の5時にもかかわらず、浅瀬に向かうにつれ透明度や日照が増し、
かなり楽しめたダイビングになりました。

さてその日は皆でこれまだおなじみのレストラン Villa Rica に向かう。


で、当日は大統領選挙の前日。メキシコでは大きな選挙などがあるときには一斉に酒販売
禁止令が出される。普段はEasy Going Way なメキシコでもなぜかこの通達は厳しく守られて
いるようである。
しかし「明日輝泥酔隊」の別名を抱く我々はそのような公権力の弾圧にめげることはない。
ログブックやCカードは忘れても(→私だけですが)、バックに地元で販売されだしたばかりの
焼酎を持参するのは決して忘れないのであった。 
他メンバーもビール・ワイン等を持ち込みホテルで闇宴会を実施。それぞれの出身地に
まつわるディープな話などなど(後半あんま覚えていない(笑))で学生サークルのようなノリ
で深夜まで話込む・・・・・

翌日は朝から2本のダイブ。残念ながら一部メンバーはお疲れと、お仕事(!!)により
欠席。メキシコ人達とも同乗してポイントに向かう。






ブログ主以外の皆さん。
2日目は水温が暖かく潜りやすい反面、残念ながら透明度はイマイチ。
でも皆、カメラに洞窟探検にと思い思いの楽しみ方ができました。
皆で行くダイビングも楽しいものです。
幹事役 兼 ダイブマスター のHibariさん、お疲れ&お世話様でした!!


おまけ


シティへ戻る日、大統領選挙本番。長距離バス乗り場が投票券引換所になっていたようなの
ですが、そこを通過し、階段を上る人に大歓声。なんなんだろう(謎)・・・・




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